所得税の基礎控除の見直しについて

2025年に所得税の基礎控除の見直しについて、お話しします。
主に所得税の「基礎控除」や「給与所得控除」の額が、2025年12月1日から変更されます。
2025年からの所得から控除される金額が変わりますので、画像の基礎控除額をご確認ください。
2025年の12月に行う年末調整などから、源泉徴収事務に変更が生じます。特に人事労務ご担当者の大変さが目に浮かびます。
控除額が以前に比べ多くはなりますが、所得金額により控除額が変わりますので
前年度の所得額等を確認しながら、概算の控除額を確認してみてください。
とはいえ、2年限定で多めに控除して3年目からは一律金額というのは、うーん?と思うところです。
今回、所得税の給与所得控除額が10万円引き上げとなったことで、住民税の課税所得を計算する際の給与所得控除額も10万円上がり、課税最低限は110万円になります。
地方税は前年の収入分を翌年納める仕組みなので、「110万円の壁」が適用されるのは26年度分の住民税からで、注意が必要です。
